文教大学付属中学校高等学校
キャンパス探検隊

文教大学付属中学校高等学校では、2009年に完成したアリーナに続き、2012年から新キャンパスの工事に着工。2016年10月にすべての施設が完成しました。 この新キャンパスのコンセプトは「Port(港)」。社会という大海原へ出航する生徒たちが、様々な学びを通して将来に向けた燃料を積み込む準備のための場所であり、母校であり母港として立ち還る場所でありたいという願いが込められているそうです。 個性が際立つ恵まれた教育環境を確かめながら、文教大学付属中学校高等学校の教育への意欲や魅力を探ります。

文教大学付属中学校高等学校の新キャンパス「Port」を探検!

 
圧巻の吹き抜けスペース
East Port[東棟]に入ると、新校舎のシンボル的な場所といえる5階まで吹き抜けになったフリースペースが出迎えてくれる。2階、3階、4階は高校の各学年の普通教室フロア。
 
「北緯35°36′15″東経139°42′32″」
East Port[東棟]の入り口には、新校舎完成記念としてPTAから寄贈された新キャンパスのコンセプト「PORT」をイメージした作品。タイトルの緯度と経度は文教の場所を表している。
 
 
みんなが集まるフリースペース
各階のあちこちに設置されたフリースペース。終業のチャイムが鳴ると同時に埋まってしまった。East Port[東棟]だけでなく、校舎内には随所にラウンジ(フリースペ―ス)が設けられ、休憩時間や放課後は、生徒同士や先生との交流が活発だ。
 
 
あれもこれも食べたい!
食堂「Bon Voyage」
中学生はお弁当が購入でき(土曜日は利用可)、普段は高校生が利用する食堂「Bon Voyage」。週替り、日替り、コンポートセット(定食)、ボウルセット(丼)など多くのメニューがあり、悩む生徒が絶えない。男子生徒には食べきれないほど大きいジャンボチキンカツ丼、女子には隠れメニューの日替わりデザートが好評。
 
 
これが文教スタンダード!
開放感いっぱいの普通教室
最新の電子黒板を活用し、動画やインターネットを利用した授業が文教の日常。 コンクリート壁と温かな木材が調和し、たくさんの窓から光が差し込む、明るく開放感いっぱいの教室になっている。高校の1クラスは約40名。
 
East Port[東棟]のフリースペースの照明は、学校にはめずらしいマリンランプ。
East Port[東棟]入口の作品は、よく見るとたくさんの船(生徒)が中央(学校)に集まっていて、コンセプト「PORT」が見事に表現されている。
普通教室は、廊下側に壁がない! 木枠のガラス窓とガラス扉で、中からも外からもよく見える。
 
教員室前のスタディデッキでいつでも勉強!
放課後やテスト前は、先生への質問や相談に来る生徒でにぎわうスタディデッキ。机の波型が特長的。目の前は「SAKURA garden」で、桜を楽しみながら勉強できる季節も。
 
教員室も明るく、先生も丸見え
教員室も普通教室同様、廊下側に壁がなく、木枠のガラス窓とガラス扉で、先生の様子が廊下からもよく見える。
 
 
Mother Port[中央棟]の1階は、
みんなが利用する図書室
約42000点の資料がそろう図書室は、読書や自習だけでなく、調べ学習でも活用される。図書館の前は「SAKURA garden」で、春になるとお花見も。
 
 
生徒の好奇心を刺激!
資料丸見えの理科実験室
Mother Port[中央棟]の3階の理科実験室は、廊下側がガラスの展示棚になっている。人体模型、電子顕微鏡、天球儀など、各分野の豊富な資料や実験器具が並び、前を通るだけでも楽しい。
 
 
文教の母なる場所 Mother Port
グラウンド側から見るMother Port[中央棟]の外観(右)。実際には島のように離れているのではなく、East Port[東棟]、Mother Port[中央棟]、West Port[西棟]、North Port[北棟]の4棟はつながっていてスムーズに移動ができる。
 
カラフルな窓や普通教室とは異なる蛍光灯の配置がこだわりの音楽室。芸術系の部屋は想像力を豊かにするような自由なデザインが採用されている。
食堂から遠いWest Port[西棟]にいる中学生のために、Mother Port[中央棟]に食堂の券売機とお弁当の受け渡し場所を設置。短い休み時間でも、生徒は急いで受け取りができる。
1年中どこかで桜が咲いているようにと、いろいろな種類の桜が植えられている。取材時は12月近かったが、十月桜がまだ咲いていた。
 
地下でも光が射す講堂
West Port[西棟]の地下にあるLOTUS HALL(講堂)。LOTUSは舞台上にある校章の「蓮」に由来。格納式のロールバックチェアを、説明会や集会など必要なときに設営でき、約500人を収容できる。1階部分の窓から光が射し込み、木のぬくもりが伝わる。
 
明るい教室で夢中になれる学び!
中学生が学ぶWest Port[西棟]は、新キャンパスで最初に完成した校舎。中学普通教室も高校普通教室と同様に、電子黒板を積極的に活用した最新式の授業スタイルが基本だ。元気な生徒たちが大勢いる校内だが、ガラスが割れたことは一度もないらしい。
 
 
船を感じる階段!?
West Port[西棟]の階段。木材、コンクリート、ガラスという新キャンパスを作る素材が象徴的な場所。円を描く階段が船内をイメージさせる!?
 
 
放課後の廊下は時間との勝負!
放課後のWest Port[西棟]。週37時間の授業数を確保する文教大付属中・高では、週3階が7時間授業。この日も暗くなり始めた冬の夕方に、急いで部活動へ向かう生徒たちの姿が見られた。
 
耐震構造も重視されたLOTUS HALL(講堂)も天井は梁が印象的で、船底をイメージさせる。
LOTUS HALL前にある松杭ベンチ。旧校舎を支えていた松杭をベンチとしてよみがえらせて活用している。
アリーナやプールは別棟にあり、West Port[西館]から続く連絡橋を渡って移動する。
 
光たっぷりの広いアリーナ
2009年に完成した冷暖房完備のアリーナ。バレーボールコート3面、バスケットボールも公式戦が可能。授業のほか、バスケットボール部、バドミントン部、剣道部、バレーボール部が練習に励んでいる。
 
年中泳げる温かいプール
アリーナの地下に25m×5コースの室内温水プールを完備。室内も温かい。授業以外にも水泳部が年中練習に励んでいる。
 
 
スポーツだって思い切りやれる!
GYMの外観。
地下1階地上3階建てで、アリーナやプールのほかに各種マシンが揃うトレーニングルーム、多目的スペースもあるゆとりの空間。
 
快適!人口芝グラウンド
2つあるグラウンドの一つ、長い人口芝のグラウンドと陸上トラック。都会にある学校だけにグラウンドが広いわけではないが、利用できるスペースは有効活用。この日はサッカー部が練習中。
 
短芝を走り回れ!
部活ではテニス部が利用する短い芝のグラウンド。校内の一番端にあり、教室からはちょっと遠い。
 
校内を港に見せる街灯
North Port[北棟]前には、昔のガス灯のような街灯が並ぶ。夕方になると自動点灯して、校内がノスタルジックな雰囲気に一変。
 
完成!大講義室
2016年10月、新キャンパスで最後に完成したNorth Port[北棟]の大講義室。約160名が収納可能。
 
 
遊び心にあふれた楽しい校内
North Port[北棟]前には、本物の係船柱。ベンチとして利用予定だったが低すぎるため、生徒はもっぱら足をかけてポーズしている!? コンセプト「Port」に合わせたこだわる遊び心には、生徒にとって学校が楽しい場所であれ!という願いが感じられる。
 
 
入試広報部長 神戸 航先生

大海原に出ていく前の準備をするPort=港は、中高6年間と同じだ!

新キャンパスは、2012年から取り掛かりました。
第1期工事の校舎が完成したときに、「社会という大海原に出ていく前の準備をする場所」として「Port」というコンセプトを掲げたんです。

新キャンパスの「Port」というコンセプトには、「社会という大海原に出ていく前の準備をする場所」という思いを込めました。本来の港には、船に燃料を積む、文化の交流などの機能がありますが、それが学校と似ていると考えたからです。人と人とのコミュニケーションがあり、いろんな価値観が触れ合う場所でもある。そして、社会に出るために必要な知識…いわゆる燃料を積み込む場所が学校だと。また、母港=母校に帰ってきてくれるという私立校の特徴とも重なりました。

校舎を設計する際に目指したのは、ガラスを多く取り入れて開放感がある校舎にすること。そして生徒同士や生徒と教員は交流する場としてフリースペースを多く設けることです。フリースペースは本当にたくさんあり、校舎と校舎の間はすべてフリースペースになっています。
こうしたフリースペースを設けたのは、生徒の学習に向かう姿勢が高まってきたことが理由です。本校は文教大学の付属校ですが、かつては学校の勉強をやっていたら大学にいけるという発想が強かった時期がありました。それではだめだと、中高生活においてしっかりとした学力を定着させようという理念の元、様々な学校改革を行ってきたのです。
その成果の一つとして生徒の学習意欲が向上し、生徒同士で教え合い、一緒に学習することが増えてきました。それでフリースペースをたくさん作ろうということになったんです。部活も頑張っていますが、放課後に勉強している生徒の姿もよく見かけます。

学校改革を行い、カリキュラムが週37時間になりました。曜日によっては、50分授業で7時間目までという日があります。
ただ、7時間目まであるから勉強ができるようになるとは思っていなくて、家で自学自習することが学力伸長につながると考えていますが、生徒にとってはなかなか難しいのが現実です。そこで、家に帰って勉強する時間を学校で作るために、学習塾と提携して放課後や部活終了後に学校に残って自学自習するスペースを作りました。
そうした学力を徹底してつけると共に、しっかりと将来を考えさせるキャリア学習に力を入れていて、1週間に2回は必ずキャリア学習の時間を設けています。将来をしっかりと見据えつつ学力をつけるとなると、将来の自分の夢の実現に結びつきやすいんです。

学校環境は、そうした教育の基盤を作り、実行していくためにとても重要です。
本校には「慈愛の心を育てる」「輝く知性を育む」「世界に飛翔する力を育む」という3つの教育目標があり、これらもすべて新キャンパスのコンセプト「Port」に結びつくのかなと思っています。生徒たちには、本校で将来へ向けた準備をしっかりして、「Port」から旅立ち、いつでも戻ってこられる場所があるということを伝えたいですね。
 

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