【豊島岡女子学園中学校・高等学校】
イベント・行事
「日々の活動の集大成 桃李祭」

日々の活動の集大成
豊島岡マインドあふれる桃李祭
毎年、秋も深まる11月初旬に行われる豊島岡女子学園中学校・高等学校の「桃李祭」(文化祭)。各クラブが日々の活動の集大成として展示や体験、実演で魅了してくれるほか、生徒有志の各部門が工夫やアイデアを駆使してホスピタリティを発揮する2日間です。受験生を含め多くの来場者が、豊島岡マインドとは何かを感じる桃李祭の2日目をココロコミュで取材しました。
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REPORT
桃李祭で知る、豊島岡生の輝く理由
8階まである本校舎、体育館、講堂など校内すべてを活用した豊島岡女子学園の桃李祭。今年の装飾テーマ「西洋の童話·伝説」をモチーフとした手作りの装飾が、入口から校舎内の階段や壁を華やかに飾っていた。受験生家族、生徒家族、卒業生、招待者など多くの人で賑わい、廊下や階段は大混雑。見たいものが多すぎて、優先順位をつけるのが難しい悩める文化祭だが、生徒たちの積極的な声掛けや案内が頼りになった。
各教室では、各クラブが日々の活動を生かした展示や体験、実演を見せてくれる。人だかりができた生物部の解剖や化学部の実験。初心者指導だけでなく真剣勝負も行われた囲碁部や将棋部。圧巻の作品が展示されていた書道部。平成31年度の仮入試問題を配布していた政経部。VRやプラネタリウムを見せる天文部。個性が発揮された各部に自分の居場所を見つけ、仲間とともに輝いている生徒たちの姿が印象的だ。
講堂や体育館では、高校演劇部、吹奏楽部、弦楽合奏部、ダンス部など次々と発表が続く。約1年間クラブ活動にかけてきた想いがストレートに伝わってくる熱いステージが多く、観客を感動で包み込んだ。
学校全体を案内してくれる「豊島岡ツアー」、憧れの制服のネクタイを結ぶ体験や伝統の運針の体験は、豊島岡生気分が味わえて受験生や保護者に大人気。全校生徒の手作り作品を販売するバザー部門にもたくさんの人が集まっていた。
最終的に来場者は約15000人。大盛況だった2日間も、2日目の16時に終了するとすぐに校内を平常通りに片付け、17時には完全下校というのが同校の当たり前らしい。桃李祭は、豊島岡女子学園で育つ豊島岡マインドを知れた時間だった。
Student’s Comment
豊島岡生の本領を発揮できる桃李祭
桃李祭運営委員長 河合さん
[高校2年 ギター部]
今年の桃李祭のテーマは“つながり”です。個性が強い豊島岡生ですが、桃李祭では生徒同士がコミュニケーションをしっかりとり、さらに先生と生徒、来場者と生徒などいろんなつながりが生まれます。それをより強固にできたらいいなと思いました。
テーマが一番反映できたのは、桃李祭前日に行った運営委員会の初企画です。みんなでギネスに挑戦しようということで、3分間で何人ハイタッチができるかという「ハイタッチリレー」をやりました。会場が一体となって応援しているのを見て、みんなのつながりの強さを感じましたね。申請して2ヵ月かかるらしいので認定されるかはわかりませんが、記録は達成しました。
桃李祭は「総務部門」「演劇部門」「装飾部門」「チケット・パンフレット部門」など11の部門、総勢約700名で運営しています。部活が49もあるので発表にも個性が出ますが、結果的に豊島岡という雰囲気でまとまっているところが桃李祭の良さです。豊島岡生の本領が発揮できる場であり、豊島岡生だからできる文化祭になっていると思います。
多くの人に楽しんでもらいたい桃李祭
学校紹介部門副部門長 楢崎さん
[高校1年 百人一首部]
桃李祭は、普段のクラブ活動での成果を発表する部活や、来校者の方々を楽しませるためにいろんなものをずっと作ってきた部活があり、みんなが多くの方に楽しんでもらいたいという気持ちで頑張ります。
私は中学1年から毎年「学校紹介部門」で校内を案内してきました。見終わったあとに「あれも聞きたかった」とか、「よくわからなかった」ということにならないように質問を受け、一方的な案内にならないよう注意しています。人見知りでしたが、いろんな方と話すなかで喜んでもらえる嬉しさを知り、話ができるようになりました。桃李祭は、豊島岡生らしさがいっぱいです。
運針リレー
1日目は各クラスの代表が出場する「運針競技会」、2日目は有志が3人1組で出場する「運針リレー」の開催が桃李祭の伝統。「運針リレー」は先生同士も、生徒と先生の混合も、学年も問わず、希望すれば出場可能。3人で連携して、縫い目の美しさとタイムを競う。
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Student’s Comment
朝の運針時間からリレーを意識
山川さん[高校3年]
運針リレーに向けて、朝の運針の時間からかなり意識してきました。玉結びを作って自分の縫い目を見直して、きれいに縫えているかを何度もチェックしました。結果、今日は自分のベストを出し切れたと思います。運針は「朝ごはん、何を食べたかな?」と考えていても縫えるぐらい、手が勝手に動きます(笑)。
運針と改めて向き合えた
井川先生[教員・卒業生]
2人が「一緒にやりましょう」と誘ってくれたので参加しました。在校時に運針が得意だったわけではないので、2人の足を引っ張らないように針目を細かくして、せめて減点されないように頑張りました。学生時代は運針が生活に溶け込みすぎていて、反対に特別な思いは抱けなかったのですが、今回参加して運針と改めて向き合う良い機会になりました。
白い布に黒い線を引いて縫う練習
柳澤さん[高校3年]
運針リレーに向けて、白い布に黒い線を引きその上をまっすぐ縫う練習をしました。普段は線の上を縫わないのでなかなかまっすぐに縫えず、今までの雑な縫い方がわかり反省しました。本番では、糸こきに時間がかかり時間をロスしてしまったかもしれません。運針は6年間ずっとやっているので、毎日の当たり前の時間です。いつもはもっと無心で縫っています。
桃李連(阿波踊り部)
原先生が豊島岡女子学園に赴任されて誕生した桃李連。今年創部から17年目で、現在の部員数は26人。自分たちで踊りの構成を考え、阿波踊りのベースは大切にしながらも可能性を追求し、常に新鮮な驚きを与えている。2018年度の桃李祭では「30分の世界旅行」をテーマに阿波踊りを披露。
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Student’s Comment
全然違う阿波踊りを見せたい
近藤さん[高校2年 部長]
今年の桃李祭のテーマは「30分の世界旅行」です。阿波踊りはいろんな形で踊れるということをお客さんに知ってほしかったので、国や曲の雰囲気にこだわって、全然違う阿波踊りを見せることをめざしました。
桃李連の阿波踊りは完成形がなくて、極めるためにずっと練習です。私は部長ですが至らないところも多く、同輩や後輩、先輩にも助けてもらいながらここまでやることができました。満足できる舞台が作れて、大きな達成感があります。
日本の踊りで世界を表現
正木さん[高校2年]
踊りの構成は、4月頃から高2のみんなで話し合い、国をアメリカ、アラビア、アフリカ、中国、ハワイ、南米、ヨーロッパに絞りました。阿波踊りはそもそも日本の踊りですから、世界を表現することが本当に難しく、後輩たちへの指導も大変でしたが、私たちのイメージ通りに再現してくれた時は嬉しかったです。
桃李連は、先輩から技術を受け継ぎ、さらに私たちにできるもっと新しいものはないかと探して、それを後輩に伝えていきます。そこに自分たちの成長を感じられるすごく楽しいクラブです。
笑顔で踊ることを大切に
坂入さん[高校2年]
今回はテーマが世界旅行ということで、アメリカではバンダナを腰につけ、ヨーロッパではスペインのフラメンコを表して赤と黒の花を指につけて踊りました。
阿波踊りは、ずっと笑顔で踊ることや腰を低くして踊る大変さがありますが、桃李連は先輩後輩の関係性がよく、周りとも仲良くできて、普段からすごく明るい雰囲気です。舞台裏は大変ですが、それを生かして笑顔で踊れることが桃李連の良さです。
柔軟な生徒たちの阿波踊りが楽しみ
原先生[桃李連 顧問]
本校にはダンス部もエアロビクス部もあるので、桃李祭では曲に歌を入れない、30分の舞台で1/3以上を曲で埋めない、阿波踊り以外を踊らないという規制を作っています。今年は桃李連らしさを踏まえ、阿波踊りで世界を表現するということで相当難しかったと思いますね。「なかなかの冒険をするな」と思いました。でも掛け声で世界を表現してきたときは驚きました(笑)。
こんな阿波踊りは、本当はないのですが、次の生徒たちもまた新しいことに挑戦していくでしょう。毎年、柔軟だなと楽しみに見ています。
コーラス部
桃李祭1日目はミュージカル「アニーの世界へご招待」を、2日目は「曲の名は。」と題して合唱曲からポップスまで7曲を、クラブ最多の126名の部員で堂々と歌い上げた。
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2018年度の活動
第85回NHK全国学校音楽コンクール全国大会 高校:銀賞/中学:金賞 内閣総理大臣賞・文部科学大臣賞
第71回全日本合唱コンクール全国大会 高校:高等学校部門Bグループ金賞/中学校部門 同声合唱の部金賞・長野市長賞
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最後の舞台の桃李祭で歌いたい曲を
立白さん[高校2年 部長]
夏休みから桃李祭直前までコンクールが続き、間にはテストや修学旅行もあり桃李祭の練習のみを本格的にできた期間は4日もありませんでしたが、限られた中での集中した練習が成功につながったと思っています。全体合唱は、歌いたい曲を中1から高2までの全部員で選びました。
最後に歌った「結-ゆい-」は、私たち高2生が中3のときにNHKのコンクールで全国1位をいただいた、とても思い入れがある曲です。家族よりも長い時間を過ごしている仲間との最後の舞台に熱い想いがこみ上げ歌いながら泣いてしまう部員も多くいましたが、あの舞台を作れたのは、まず自分たちが楽しむことを大切にしてきたからだと思います。
コーラス部の歌声を多くの方に
上坂さん[高校2年 副部長]
私たちコーラス部の強みは、直前の追い込みです。桃李祭も短い練習時間しか取れず直前まで未完成で焦りばかりが募りましたが、最後の最後に伸びて形になりました。合唱曲「序・泣いているきみ」は、特に私たち高2が歌いたいと思いながらもなかなか歌えなかった曲で、桃李祭の曲として選びました。練習は大変でしたが、最後にみんなで歌えて良かったと思います。
普段歌声を外部の方に聴いていただく機会の少ない私たちにとって、桃李祭はたくさんの方にコーラス部を見て頂ける貴重な場なので、たくさんの方に豊島岡コーラス部の良さを知ってもらえたのではないかと思います。
桃李祭 コーラス部曲目
ポジティブ太郎~いつでも始まり~(Nコン高等学校の部課題曲)
Gifts (Suprtfly/Nコン中学の部課題曲)
ヒカレ (ゆず)
なんでもないや (RADWIMPS)
序・泣いているきみ(合唱曲)
HANABI (Mr.Children)
結-ゆい- (miwa)

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