武蔵野女子学院中学校・高等学校
留学必修!国際交流コース

武蔵野女子学院中学校・高等学校 国際教育部部長 英語科 渡邉多美恵先生

高校2年生の夏から3年生にかけ、1年間の長期留学が必修のカリキュラムになっているコースが武蔵野女子学院中学校・高等学校にはある――。2015年からスタートした「国際交流コース」だ。高校年代に1年間の留学をしながらも、現地校での学びに対して36単位を認定し、高校3年間で卒業できるのは魅力的なコースといえる。 大学受験を控える高校年代になぜ留学を必修にしたコースを作ったのか。どう成立させているのか。そして、1年が経過し、何を感じているのか。国際教育部部長で英語科の渡邉多美恵先生に話をうかがった。

人間的な成長を
してもらうためのコース

ココロコミュ
「国際交流コース」で大切にされているのはどういったところですか。
渡邉先生
ただ語学力をつけるのではなく、留学を通して人間的な成長をしてもらうためのコースだと考えています。コースを作るにあたっては留学前の準備段階を重視しました。準備をしっかりすることで、地に足のついた留学になり、実りのある1年になります。生徒たちには、準備しただけのものを得て帰ってくるようにと言い聞かせています。進学については、留学先でしっかり頑張っていれば自然についてくるものなので、それほど心配はしていません。
ココロコミュ
留学経験は、語学力だけでなくいろいろな成長に繋がっていくものなのでしょうか。
渡邉先生
私自身は大学で留学したので、中高生の留学はまだ早いと思っていました。しかし、留学から帰ってきた生徒が人に対する感謝だったり、人間的な幅だったり、語学力以外の部分で大きな成長を遂げているのを目の当たりにして、これはこれで意味があるなと思うようになりました。逆に言うと、中高生のうちに留学することで開けてくる未来があるということです。大学での留学と高校での留学では、意味あいが大きく違ってくるということを知りました。人間的な成長という意味では、専門分野よりも異文化体験の要素が強い高校での留学の方が大きいと思います。

英語力よりも
生徒の資質を見る

ココロコミュ
中学のどのコースからでも「国際交流コース」に進めるのでしょうか。また、「国際交流コース」へ進むための基準はあるのでしょうか。
渡邉先生
どのコースからでも「国際交流コース」に進むことができます。英語力の基準はありますが、それよりも資質を重視します。1年間ホストファミリーにお世話になるので、自分のことをきちんとできないと困ります。また、留学先では、いろいろな困難に直面しますが、その時に誠意をもって、問題解決に向けての行動ができるかどうか、その行動力が大切です。「国際交流コース」を希望する生徒は、個別相談に少なくとも3回は来てもらって、そこで資質を見させていただいています。覚悟と適正がとても大事なコースだからです。
ココロコミュ
「国際交流コース」へ進む生徒の英語力はやはり高いのですか。
渡邉先生
英語力にはかなり幅がありますね。TOEIC900以上の生徒からそれほど高くない生徒まで様々です。それでも「国際交流コース」に進んだからには、留学のことを考え出すので英語の勉強は積極的に取り組むようになりますし、留学前に殻を破っていく生徒が多いように思います。英語だけでなくいろいろな面で前向きさが出てきます。留学をした先輩の話を聞いて、現地では積極性が必要ということを知り、普段の授業でも3回は手を挙げるノルマを自分に課して頑張っている生徒もいました。

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