ココロコミュ通信

2018/7/27

明星学園中学校

明星学園の新教科「総合探究科」とは?
明星学園中学校に新教科として導入された「総合探究科」とは何なのか。その答えを求めて、中学校副校長の堀内先生を迎えた「明星をささえる会」のトーク&スタディに参加しました。
「総合探究科」発足のきっかけになったのは、明星学園小学校の自然観察と発表の取り組み「みいつけた」だと言います。
「みいつけた」は、多くの卒業生が自分の基礎になっていると言うほどに心が揺さぶられる授業で、明星学園らしさが凝縮された時間のようです。筆者は実際に見たことはありませんが、子ども達のキラキラした目が浮かびます。
その後の中学での各教科においても「自分の意見をもつ大切さ」「自分とは異なる、別の視点があること」「視点が異なると同じ事柄でも違って見えること」を明星学園では伝え続けます。
例えば国語では、「ピカ/ピカドン/きのこ雲」、原爆からの距離が遠ざかるにつれ、危険⇒安全圏へと変わる言葉の違いに触れました。
美術では、9年生全員に同じテーマ「都市を描く」で絵を描いてもらい、高台とホームレスの世界を対比して格差社会を描いた生徒もいれば、段ボールの中から道行く人の足を描いた生徒もいて、さまざまな感性がみられたそうです。
「総合探究科」は、それら各教科では消化しきれない横断的なテーマにもっと直接取組むために、7年生の「哲学対話」「図書館と情報」、8年生の「探究実践」、9年生の「卒業研究」で構成されます。
堀内副校長と哲学対話ファシリテーターの廣畑さん
「哲学対話」は、何でも話していい場。例えば「なんで学校がいるの?」を、とことん考える。究極の「みいつけた」とも言えるかもしれません。
成果主義、結果至上主義の蔓延する現代、明星学園が研究してきた自分自身や相手に問いかけ続けるプロセスは、「何が自分にとって大切か」を見極める目を、子ども達に手渡そうとしているかのようです。
校長先生と支える会の会長
明星学園の挑戦はこれからも続きます。
今後の展開もココロコミュEASTでウォッチしていく予定です。